2026/02/21

【矯正】歯列矯正ってどういう仕組みで歯が動くの?歯医者が徹底解説!

歯列矯正を検討している方から、必ずといっていいほど聞かれる質問があります。

「そもそも、どうして歯って動くんですか?」

今回は、歯が動く仕組みから、「自力でできるのか?」「誰でも治るのか?」「方法の違い」までを分かりやすく解説します。

動画で見みたい方はこちらから。


どのように歯がキレイに並ぶのか?

歯歯の根は骨の中にあります。

矯正で力をかけると、

  • 力がかかった側の骨が吸収する
  • 反対側に骨ができる

という変化が起こります。

この変化を繰り返しながら、歯は少しずつ移動していきます。
歯は単独で動くのではなく、周囲の歯や骨と一体的に動いていきます。


自力で歯列矯正ができるのか

矯正治療は、持続的に力をかけ続けることで歯を動かします。

一時的に指で押す程度では動きません。
そのため、自分で歯並びを治すことはできません。


どのような方・状態でも歯列矯正で治るのか

矯正治療は非常に多くのケースに対応可能ですが、

「すべての症例が同じ方法で治る」わけではありません。

例えば、

  • 骨格的なズレが大きい場合
  • 重度の叢生
  • 抜歯が必要なケース
  • 外科矯正が必要な症例

などは、治療計画が大きく変わります。

重要なのは、

「治るかどうか」ではなく
「どの方法で、どのレベルまで目指すのか」

です。


歯列矯正の方法

ここからは代表的な矯正方法について解説します。


表側ワイヤー矯正×ホワイトワイヤー

もっとも一般的な方法です。

  • 銀色のブラケットが従来型
  • 白いブラケットや白いワイヤーも選択可能

見た目に配慮した装置もあります。ワイヤーを調整しながら段階的に歯を並べていきます。

メリットは、精密な歯のコントロールができること。

デメリットは、
近くで見ると装置が見える点です。


裏側矯正(舌側矯正)

歯の裏側に装置をつける方法です。

  • 歯の形に合わせて装置を設計
  • 原理は表側と同じ

ただし、装置が舌に触れるため、喋りづらさが出ることがあります。仕事や生活への影響も考慮して選択します。

特徴:

  • 表からほぼ見えない
  • 高度な技術が必要
  • 費用は高め

審美性を重視する方に人気ですが、

  • 発音への影響
  • 舌の違和感
  • 技術難易度

なども考慮が必要です。


マウスピース矯正

透明なマウスピース型装置を使用します。

  • 約2週間ごとに交換
  • 1日約22時間装着
  • 食事のとき以外は装着

メーカーは複数あり、症例によって適応が異なります。
年単位の治療になることもあります。

また、上に埋まっている歯を引き出すようなケースでは、他の方法を検討する場合もあります。

特徴:

  • 目立ちにくい
  • 取り外し可能
  • 衛生的
  • 通院回数が比較的少ない

ただし、

  • 装着時間を守らないと動かない
  • 難症例には限界がある
  • 抜歯症例は高度な設計が必要

という点があります。

近年非常に人気ですが、「誰でも簡単にできる矯正」ではありません。


まとめ

歯列矯正では、

  1. まずスペースを確保する
  2. 歯を段階的に整列させる
  3. 噛み合わせを仕上げる

という流れで治療を行います。

方法には

  • 表側矯正
  • 裏側矯正
  • マウスピース矯正

があり、それぞれに特徴があります。

大切なのは、顎全体の状態を分析したうえで、自分に合った方法を選ぶことです。


監修歯科医師

日本矯正歯科学会 認定医

渡邉 司理(ワタナベ モトリ)

専門
歯科矯正

卒業大学
鶴見大学歯科学部卒業/日本大学歯学部大学院歯学博士

資格
歯学博士/日本矯正歯科学会認定医

所属
日本矯正歯科学会/東京矯正歯科学会/日本大学歯学部附属病院歯科矯正在籍/(医)CosmeDentalConcept理事

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