2026/03/07
リンガル矯正で口内炎はできる?原因・いつまで続くか・対処法を解説
リンガル矯正(裏側矯正)は装置が歯の裏側(舌側)に付くため、舌に装置が当たり口内炎ができることがあります。
特に装置を付けた直後は粘膜が慣れていないため、摩擦によって口内炎ができやすくなります。
ただし多くの場合、1〜2週間ほどで舌が慣れ、症状は落ち着いていくことが一般的です。
この記事では
- リンガル矯正で口内炎ができる原因
- ラビアル矯正との違い
- 口内炎はいつまで続くのか
- 口内炎ができたときの対処法
- 予防策
について解説します。
リンガル矯正で口内炎ができる原因
リンガル矯正では、装置が歯の裏側に付くため舌と装置が接触しやすくなります。
主な原因は以下です。
- ブラケットが舌に当たる
- ワイヤーの端が舌に当たる
- 舌の動きによる摩擦
- 粘膜が装置に慣れていない
特に矯正治療では、歯が動くことでワイヤーの端(distal end)が舌に当たることがあり、これが口内炎の原因になることがあります。
ラビアル矯正(表側矯正)との違い
矯正方法によって口内炎ができやすい場所が異なります。
| 矯正方法 | 口内炎ができやすい場所 | 特徴 |
|---|---|---|
| ラビアル矯正(表側) | 頬・唇 | 装置が頬粘膜に当たりやすい |
| リンガル矯正(裏側) | 舌 | 装置が舌に触れやすい |
ラビアル矯正では頬の内側に口内炎ができることが多く、
リンガル矯正では舌に口内炎ができることが多いという違いがあります。
リンガル矯正の口内炎はいつまで続く?
個人差はありますが、多くの場合
装置装着後1〜2週間ほどで舌が慣れてくることが多いです。
長くても
2〜4週間程度で口内炎はできにくくなるケースが一般的です。
もし長く続く場合は
- ワイヤー端が当たっている
- 装置の一部が舌に当たっている
可能性があるため、歯科医院で装置を調整すると改善することがあります。
矯正治療ステージと口内炎リスク
矯正治療の進行段階によって、口内炎の起こりやすさは変わります。
| 治療段階 | 口内炎リスク | 理由 |
|---|---|---|
| 装置装着直後 | 高い | 粘膜が装置に慣れていない |
| レベリング初期 | やや高い | ワイヤー端が当たりやすい |
| スペース閉鎖期 | 低い | 粘膜が慣れてくる |
| 仕上げ段階 | 低い | 装置が安定する |
特に装置装着直後の1〜2週間は口内炎ができやすい時期です。
リンガル矯正で口内炎ができる確率
リンガル矯正では、装置装着直後に舌の違和感や軽い口内炎ができる方は少なくありません。
ただし多くの場合は
- 一時的な症状
- 数週間で慣れる
ケースがほとんどです。
長く続く場合は装置の一部が当たっている可能性があるため、歯科医院で調整すると改善することがあります。
口内炎ができたときの対処法
矯正用ワックス
装置の当たる部分にワックスを付けることで、摩擦を減らすことができます。
代表的な製品
- GUM 矯正用ワックス(サンスター)
- オルソワックス(Ortho Wax)
矯正用ワックスの付け方
矯正用ワックスは、装置が粘膜に当たる部分を保護するために使用します。
ワックスを付ける場所
次のような部分に付けます。
- ブラケット
- ワイヤーの端
- フック
- 舌や頬に当たる装置の部分
ワックスの付け方
- 手を洗う
- 小さく丸めたワックスを用意する
- 装置の当たる部分を軽く乾かす
- ワックスを装置に押し付ける
食事や歯磨きで外れることがあるため、必要に応じて付け直します。
口内炎の薬
口内炎の痛みが強い場合は、口腔用軟膏を使用することで症状を和らげることができます。
市販薬の例
- ケナログA口腔用軟膏
- トラフル軟膏PRO
- アフタッチA
うがい薬
うがい薬を使用すると、口内炎の回復を助けることがあります。
例
- アズレンうがい液(アズノール)
- コンクールF
口内炎を防ぐための予防策
口内炎を防ぐためには、次のような方法が有効です。
- 装置が当たる部分に矯正用ワックスを使用する
- 水分をこまめに取る
- 違和感がある場合は歯科医院で装置を調整する
装置に慣れてくることで、口内炎は徐々に起こりにくくなります。
口内炎があるときに避けたい食べ物
刺激の強い食べ物は痛みを悪化させることがあります。
避けた方がよい食べ物
- 唐辛子(キムチ・麻婆豆腐)
- 酸味の強いもの(レモン・酢)
- 硬い食べ物(せんべい・フランスパン)
比較的食べやすいもの
- おかゆ
- うどん
- ヨーグルト
口内炎ができたときのチェックポイント
リンガル矯正中に口内炎ができた場合、次のポイントを確認してみてください。
□ ワイヤーの端が舌に当たっていないか
□ ブラケットが強く舌に当たっていないか
□ 矯正用ワックスを使用しているか
□ 刺激の強い食べ物を控えているか
□ 口内炎の薬を使用しているか
改善しない場合は、歯科医院で装置を調整すると症状が改善することがあります。
FAQ
Q リンガル矯正は口内炎ができやすいですか?
A 装置が舌側に付くため、装着直後は口内炎ができることがあります。
Q リンガル矯正の口内炎はいつまで続きますか?
A 多くの場合、1〜2週間ほどで舌が慣れて症状は落ち着いてきます。
Q 矯正用ワックスはどこにつけますか?
A ブラケットやワイヤーなど、口内炎が当たる部分に付けます。
監修歯科医師

日本矯正歯科学会 認定医
渡邉 司理(ワタナベ モトリ)
専門
歯科矯正
卒業大学
鶴見大学歯科学部卒業/日本大学歯学部大学院歯学博士
資格
歯学博士/日本矯正歯科学会認定医
所属
日本矯正歯科学会/東京矯正歯科学会/日本大学歯学部附属病院歯科矯正在籍/(医)CosmeDentalConcept理事
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